遺産相続トラブル集

夫の死亡後に前妻の娘が要求してきた遺産相続権

2016/09/05

夫がなくなり四十九日の法要も無事に終わってほっとしたのもつかの間、夫の娘からの遺産に関する要求に驚かされています。夫とは再婚同士で私たちの間に子供はありません。夫には前妻との間に娘が一人いて長年夫と会うことはなかったようです。

娘といってももう50歳にもなるのですが、夫がなくなったことは彼の前妻を通じて連絡がいっていたはずなのに、葬儀にも全く連絡をよこさなかったし、お線香を上げに来ることもなかったのに、今になって相続の話をしにやってきました。勿論子供なのですから相続権があるのは認めますが、長年夫とは接点を持たなかったくせに、結婚する時に一戸建ての住宅を買う費用を援助してほしいという申し出があったらしく、娘に対して援助する代わりに相続の際にはこれ以上何も要求しないようにという約束で夫は1000万円援助し、そのときの領収書ももらっておきました。

そしてそれから20年以上たって夫がなくなり、夫の遺産はわずかな現金と現在すんでいるマンションだけなのですが、娘が現れ遺産の半分は自分がもらう権利があるはずだと主張してきました。子供も居ないわたしたち夫婦はどちらかが先に亡くなったらマンションを売却して施設にはいるという約束できたので、何れは私もそうする予定だったのに、娘の主張によってそんなことはとても叶いそうにない状態に陥りました。

でも、生前の約束どおり娘には相応の贈与をおこなったことは間違いないし、証拠も残っているので娘の遺産相続の主張に対して弁護士に相談したいと思っています。